Androidで動画のサムネイルを作ろう

Androidで動画のサムネイルを作ろう

YouTubeで動画の再生数を伸ばすには何よりもサムネイルが大切。VTuberでもYouTuberでも上位の人の大半はサムネがしっかり作られています。生放送の場合でも引きの強いサムネにすればアーカイブの再生数が違ってくるでしょう。

今回はオススメの画像編集アプリを紹介しながら実際にサムネを作っていきますね。

サムネイル作成の方向性

実際に作っていく前にサムネ作成のコツや準備について見ていきましょう。

イイサムネの定石、コツ

「サムネイルは動画の顔!」と言っても、ただただ派手にすれば目立つって訳でもありません。そこでいくつかコツを紹介します。

1,なるべくシンプル、簡潔に!

サムネは普通さらっと流し見する物です。そこにたくさんの情報を詰め込んでも熱心なファン以外は見ませんし、たくさんの画像でゴチャゴチャしていたら「サムネが汚ないし、動画も大したことないだろう」と思われてせっかくサムネが表示されたのにスルーされるかもしれません。

具体的な所だと

文字数は10文字ぐらいを目安に

大きい画像は使いすぎない

といった感じですね。

ただ都市伝説系、勉強系のVTuberさんの場合は動画内容の説明のために20文字ぐらい使ってもいいでしょう。ゲーム実況などの場合はゲーム名を入れる必要もあるかもしれません。ただ、そういう時も以下のような工夫でスッキリした見た目にする必要があります。

2,文字はもちろん体も場合によっては縁取り!

文字をそのまま画像に重ねると全体的に見辛いサムネイルになります。しっかり縁取りをして背景と文字の境界をはっきりさせましょう……というのはあなたも気付いてるとは思います。ただVTuberはメタい話その体自体もイラストのようなものなので、賑やかな背景の上にそのまま重ねるとゴチャっとしちゃいます。

そこで、電脳少女シロちゃんのマイクラやマリオメーカーの実況動画のサムネを見てください。少しゴチャっとしたゲーム画面の上にいるのにシロちゃんの輪郭ははっきりしてますね?よく見ると体の周りが黒で縁取りされているのです。

情報量の多い画像の上に自分の姿を乗せたい時は自分の体もしっかり縁取りして境界をはっきりさせましょう。

縁取りできるアプリはコチラ。

Decopuchi

使い方は後で見ていきます。

3、文字は大きく、被らせず、変な所で切らない

サムネはあくまで画像、文字が小さいととても読みづらくゴチャゴチャした印象になります。なるべく大きく、最低でもサムネ全体の高さの1/5よりは大きくしている事が多いようです。

ただ、だからといって自分の顔やサムネの重要な箇所に丸被りしてしまっては元も子もないので、あらかじめ文字の配置をイメージしながら背景の画像を作りましょうね……

また、中途半端な位置で文が途切れていると内容が頭に入ってきづらいです。横書きの文ならサムネの一番右端までか左右の中央に寄せる、縦書きなら一番下までか上下の中央によせるのを基本とした方がよいでしょう。また、自分の顔など目立つ物の前で切れるのもOKです。

これらの事はあくまで一般論的な話なので、「デザイン的にここに文をいれた方が面白いのでは?」とか「あちこちに文字を散りばめてみよう!」とか、なにか意味があって文字サイズや文を切るのは もちろん良いと思いますよ。

4,右下の再生時間の事も頭の片隅に置いておいて……

当たり前っちゃ当たり前ですが、YouTubeの仕様上、右下がほんの少し再生時間の表示で隠れます。ほんの少しなので相当細かく作られたサムネ以外はあまり関係ないですが、どうしても文字数が多くなり字が小さくなったり、デザイン的な問題で小さなイラストを使ってる場合は隠れちゃわないように気を付けましょう。

さて、いろいろ書きましたが上の話はあくまで『定石、コツ』。絶対的な話ではありません。考え方を参考にしつつ動画の雰囲気に合わせたり、YouTubeっぽくないスタイリッシュなサムネイルにしたりするのも良いですし、逆にまったく参考にせずに我が道を行ってクソサムネを作ったりするのもひとつの手です。

また、大手VTuberさんやYouTuberさんの動画のサムネはとても参考になるので見て研究してみましょうね。

素材を準備

では、実際に作っていきましょう。

……と、その前にサムネイルに使う画像を揃えましょう。

  • 背景画像(サイズは1280× 720)

この上に文字やイラストを乗せていきます。

動画で実際に背景として使った画像や、実況したゲームの画面等々。また、VTuberの場合はただの模様付きの画像や色が付いただけの画像でも、うまく編集すればそれほど浮かないです。

  • アバター、自画像

使わなくてもいいっちゃいいのですが、VTuberとして顔を広めていくのなら使った方がいいかも。アバターアプリの画面をスクショをするときは後から切り抜きやすいように単色背景にしましょう。

また、多くのVTuberさんはサムネの表情にそこまでこだわってないようですが、いわゆる四天王クラスの方や実写YouTuberさんはしっかり顔を作ってることが多いです。なるべく表情を作ってスクショしたり、あとから加工で顔を少しかえたりする方が引きは強いでしょう。

  • その他の画像

必要に応じて他にも画像を揃えましょう。フリー素材サイトの一覧はコチラから

では、実際に編集を進めていきます。

アプリを使って画像編集!

サムネ用のサイズに変更『画像サイズ』

Google Play で手に入れよう

左上から画像を選択できます。このアプリを使って背景画像を推奨サイズの「1280×720」に設定しましょう。またその際画像を傾けたり、拡大していらない部分をカットしたりもできます。今回はゲーム画面のスクショを拡大して左右の邪魔な操作アイコンを消し、ホラーなので少し傾けて怪しげな雰囲気にしてみました。

いらない部分を透明に『背景透明化』

Google Play で手に入れよう

画像の背景を消して加工しやすいようにします。今回はカスタムキャストのスクショの背景を透明化します。

まず、画像を選択。画像の不要な部分をカットしてから作業開始です。はじめは指で画像が隠れないようにタッチした箇所よりも少し上にズレた所に各種効果が現れるようになっているので画面上部の『タッチのずれ』バーでズレの大きさを調節しましょう。ゼロにも設定できます。

それでは背景を消していきましょう。

  • 『自動』モード

タッチした場所と同じ色を自動で透明化します。お絵かきアプリの「塗りつぶし」みたいなものです。

下部の『近似色判定』バーで同じ色と判断するレベルを調節できます。

VTuberはクロマキー用背景を使う事も多いので一番活躍するモードです。なおこのモードではタッチのズレはゼロに設定する方がやりやすいです。

  • 『手動』モード

指でなぞった場所を透明化します。お絵かきアプリのペイントと同じ感覚で使えます。

下部のバーで大きさを調節できます。

  • 『抽出』モード

残す部分をなぞり次に消す部分をなぞると、自動で境界を判断し背景を透明化します。残す部分の外側は全部背景として消してくれるので、少し邪魔なものが背景にある時は自動モードより楽です。

  • 『魔法』モード

アバターの少し外側を指でなぞると境界が自動判定されて背景の部分だけ透明化します。自動モードと手動モードのあいの子ですね。

  • 『修復』モード

透明化されてしまった箇所を指でなぞると元に戻ります。

これら機能を駆使して背景を消したら右上のチェックマークを押して進みます。最後に背景との境界の滑らかさを5段階で選択して右上のボタンを押して保存です。

画像を重ねる『Photo Layers』

Google Play で手に入れよう

用意した画像を背景画像の上に重ねていきましょう。一番シンプルで使いやすいのがこちらPhoto Layersです。まずは背景となる画像を選択し、必要に応じて切り取ります。

あとは『写真を追加』ボタンから重ねたい画像を選択し、好きな場所に配置したり傾けたりするだけ。うっかり斜めにしてしまい戻したい時は画像左上のボタンで90°毎の傾きに戻り、縦横比が歪んでしまったら画像の枠の×ボタンで戻せます。

また、複数の画像を重ねている場合、左の画像一覧の上下を変えることで、実際の上下も変えることができます。

さらに、画像ごとの簡単な色調調整機能もあるので背景とマッチするような調整もできます。おまけに重ねる画像に影を追加する機能もあるので使ってみてください。

とても便利なアプリですが、実は他にもオススメしたい画像重ねアプリがあります。

画像を重ね、ちょっと書き足し『ibisPaint X』

Google Play で手に入れよう

ibisPaintといえば本来お絵かきアプリなのですが、実は画像編集にもなかなか使えます。写真読み込み機能があるので画像を重ねることもできます。

まずはマイギャラリーの+ボタンから新規作成をします。今回は一からイラストを描くわけではないので新規キャンパスは『写真読み込み』を選択し、背景にする画像を選んでください。またその際は線画抽出(画像を線だけの状態にすることです)は使用しないでください。

では画像を重ねていきます。下のバーにある紙が重なっているイラストのボタン(レイヤーボタン)を押しましょう。表示された画面にあるカメラのイラストのボタンを選択すればあらたに画像を読み込めます。もちろんその際も線画抽出は使用しないでください。

あとは好きな位置に配置すればOK。フィルターを使えば、PhotoLayersと同じようにある程度の色調調整も可能です。

また、PhotoLayersではできない編集も可能。元がお絵かきアプリなのでちょっとイラストを書き加えることも出来ますし、スポイトでアバターの色を抽出すれば切れてしまった服を書き足すことも可能。絵が得意な人なら、肌の色で顔を塗りつぶしパーツを書き一から加え表情だけ変えることだってできます。

他にも『指先』や『ぼかし』の機能で一部をぼやかし、境界を曖昧にするなどのテクニックもあります。

端末の戻るボタンを押せばアプリ内に自動保存されてマイギャラリーの画面に戻りますので、後はメニューボタンや共有ボタンから端末内に保存なり別のアプリで開くなりしましょう。

ibisPaintとPhotoLayersの比較をまとめると、

ibisPaintの勝ってるところ

  • スポイト機能で画像と全く同じ色を使える
  • 簡単に書き足せる
  • お絵かきアプリならではの各種機能が使える
  • アプリ内ではレイヤーが結合される前の状態で保存されるので、完成品に違和感があれば後からでも簡単に位置などを変えられる。

ibisPaintの負けているところ

  • 画像を重ねるだけなら断然PhotoLayersの方が使いやすい
  • 画像に影をつけられない。

といった感じです。

ひとつ注意して欲しいのですが、作成した画像が完全自作イラストだとの誤解を生まないように、ギャラリーの公開はしないよう気をつけてください。(ibisPaintはSNSログインすると自分で描いたイラストを公開できるのですが、画像編集で使用する場合自作発言問題やフリー画像の二次配布のような問題にも繋がるので公開はNGです)

アバターの縁取り『Decopuchi』

Google Play で手に入れよう

場合によっては、このアプリでアバターの縁取りをしましょう。このアプリだけでも複数の画像を重ねたり、(他のアプリよりも自由度は低いですが)明るさなどの調節も可能です。ただ、全体的に少し使いづらいので今回は背景は透明のまま縁取りだけしていくことにします。

まずはスタートを押して編集開始です。すると画面下部にスタンプのイラストのボタン、写真のイラストのボタン、角のボタンの3つが表示されます。

はじめに真ん中の『写真のイラストのボタン』を選択します。これは背景画像を設定するためのボタンです。今回は背景は透明のままにするつもりなので、一番左の『無し』を選択します。

(ちなみにバケツは単色背景、カメラはアルバム内の画像、星は柄付き背景、一番右の太陽風のマークは色調調整です)

次に左側の『スタンプのイラストのボタン』を選択します。これは上に重ねる画像を加えるボタンです。今回はあらかじめ背景を消したアバターの画像を選択します。

選択したら画像調整の画面になるので必要ならば調整して次に進みましょう。今度は背景切り取りの画面に移りますが今回は元から背景透明化しているので無視して進みます。(ここで背景透明化することもできますが、手動の切り取り機能しかないのでオススメできません)

さて、これで画像を読み込めたので後は縁取りするだけです。画面左の『縁取られた写真のイラストのボタン』を選択します。これが縁取り設定ボタンです。表示された設定ボタンの中の、一番上から縁取りの種類を選択し、真ん中のバーで縁取りの太さを調整し、一番下をタップして色を設定しましょう。これで縁取り完了です。

また、同じような要領で影をつけることもできるのでサムネの雰囲気に合わせて使用してみてくださいね。ちなみにスパナのマークから簡単な色調調整もできます。

最後に右上のボタンをタップして保存しましょう。

スタンダードな高機能編集アプリ『Snapseed』

Google Play で手に入れよう

このアプリは画像を重ねたり、背景を透明にはできませんが単純な画像編集なら右に出るものは無いほどの高機能アプリです。

各種機能の詳しい説明はまた今度にでもするとして、このアプリのいいところの一つは部分的な色調調整ができるところです。

今回はホラーゲーム実況のサムネということで、アバターの顔の目の辺りを他より暗くしてみます。

まずは『ブラシ』を選択し、『明るさの部分調整』を選択、-10に設定したら暗くしたい部分を指でなぞります。するとその部分だけ暗くなりました。

また、背景画像もよりホラーっぽく加工してみます。『画像調整』を選択し、画面を上下にスワイプさせ『ハイライト』を選択します。今度は左右にスワイプしハイライト調整(明るい所の明るさを調節します)をしましょう。次に『シャドウ』の調整(暗い所の明るさを調節します)もしてみました。

文字入れ特化の『Phonto』

Google Play で手に入れよう

ibisPaintやSnapseedでもテキストの挿入はできるのですが、やっぱり少し使いづらいです。文字入れに特化したこのアプリなら簡単に自由度の高いテキストを入れることが可能です。

はじめに右上から文字を入れたい画像を選択してください。すると『ペンのマークのボタン』が新しく表示されるのでタップし文字を入力します(縦書きにしたいなら一文字づつ改行して入力しましょう)。後はテキストのスタイルをカスタマイズして、好きな位置に配置するだけです。

カスタマイズできる項目は

  • フォント
  • 文字サイズ
  • 文字の傾き

スタイルの項目から

  • 文字色
  • 透明度
  • 縁取り
  • 文字間隔、行間
  • 文字の背景色の設定
  • カーブ(360°で文字が円を描くように配置される設定)

です。完全に思い通りなテキストを入れることができるでしょう。また、手動ではなく、『移動』ボタンから文字を動かす場合、下の『→A←』ボタンで左右の中央寄せ、『↓A↑』ボタンで上下の中央寄せができます。

最後に右上のボタンから保存しましょう。

さて、これらのアプリを駆使して実際に作ってみたサムネがコチラです。

うーん、再生時間の下に隠れるのを回避しようと「実況」の文字は右下からずらしましたが、今見てみるともっと字のサイズを大きくしてしっかり右下に配置した方が自然な気も……

まあ、そこら辺は個人のセンスの問題なので各々頑張るとして、今回紹介したアプリを使えばかなり思い通りなサムネイルを作成することが可能なのは間違いありません!

動画は全部見られないかも知れませんが、サムネイルは検索結果に出れば必ず目に入ります。なので費やした努力や時間が無駄になりにくいので、とことんこだわっちゃってください!